4月1日はウソをついていい日、エイプリルフールです。この日は企業がジョークのコンテンツを出すことも恒例となっており、特にSNSが普及したここ十数年では活発に投稿が行われています。プレスリリース配信サービス大手「PR TIMES」は、「メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマ」「ステークホルダーとのコミュニケーションをとりやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります」と指摘。広報活動としての重要性を強調しています。

エイプリルフールの起源は定かではありません。4月1日とウソの繋がりを示す古い例としては、イギリスの詩人のジェフリー・チョーサーが1392年に発表した短編小説集「カンタベリー物語」に収められた「尼院侍僧の話」があります。ここでは雄鶏が「3月が始まってから、ちょうど30日と2日」に騙される一説が記述。ちょうどエイプリルフールと重なる日付となります。しかし、作中にはそれと合わない日付の出来事とも記されており、現在では現存する写本に写し間違えがあったとする説が有力です。
始まりとしては、16世紀のフランスで1月1日を新年とする歴が採用された際に4月1日を「ウソの新年」としたという説もあります。しかし、歴の変更よりも前にエイプリルフールの存在を示す詩が残されており、この説も信憑性が薄いものです。
このような定かではない情報が定着してしまうことは、現代のインターネットでも起こり得ることです。事実ではなくてもサジェストにネガティブワードが長く残ってしまうこともあります。今回はエイプリルフールから考えるサジェストと風評被害対策についての記事です。
エイプリルフールを取り巻くネガティブな状況
エイプリルフール恒例の企業ジョークは、必ずしもポジティブな結果をもたらすわけではありません。例えエイプリルフールであってもウソをつくというのは良識が問われる行為であり、ジョークが炎上を招くことも起こり得ます。PR TIMESが指摘したように、エイプリルフールはメディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。そのため炎上してしまうとニュースになりやすく、さらに翌年以降に他企業が炎上した際にも「以前にもこんなことがあった」とピックアップされることもあります。記事が出た場合は掘り起こすことも簡単になってしまい、サジェストに長く残ってしまうことも多いです。
エイプリルフールでの炎上は、ジョークが事実と思われてしまって混乱を招いたり、ジョークにすること自体が不謹慎な場合などに起こります。長い歴史を持つエイプリルフールですが、新型コロナウイルス感染症の流行が拡大した2020年頃から「事実とは異なる情報の拡散」を防ぐといった観点から自粛の流れがありました。2020年には大手企業ではGoogle、日本国内ではタニタやシャープなどが自粛を発表。ネット情報サイト「ねとらぼ」の調査によると、エイプリルフールについてのネガティブなツイートは前年比6ポイント増加したといいます。

自粛の流れが顕著になったのは2020年頃からですが、その兆候はそれ以前から確認できました。2017年にはスウェーデンの日刊紙「スモーランドポステン」と、ノルウェーの公共放送「NRK」などがジョークを自粛。この前年にはアメリカ大統領選挙でフェイクニュースが飛び交ったことが問題視されており、この北欧メディアの自粛はそれを受けてのことだと大手メディア「AFP通信」は指摘しています。

ポスト・トゥルースとサジェスト
フェイクニュースの拡散によるエイプリルフールの自粛は、いわゆる「ポスト・トゥルース」時代を象徴する出来事でした。ポスト・トゥルースとは客観的な事実よりも個人の感情や信念の方が人々の意見への影響力を持つ状況を指す言葉で、先に挙げた2016年のアメリカ大統領選挙やイギリスのEU離脱是非を問う国民投票で多く使われるようになりました。イギリスの英語辞書「オックスフォード英語辞書」は、毎年選出している「今年の言葉」にこの年はポスト・トゥルースを選出。「非常に緊迫した」政治的な一年を反映する言葉として選んだといいます。

事実と異なっていても、感情に訴えかけるようならば信じられてしまう。ポスト・トゥルース時代の信憑性を帯びた誤情報は、悪い意味でサジェストとの相性の良さを発揮します。例えば「サーチファンが実は闇バイトに検索させていた」というデマが広がったとしたら、なんとなくそれっぽさがあるため信じてしまう人が多いのではないでしょうか。そうなった時には、恐らく「サーチファン 闇バイト」で検索する人が多発するはず。それによって「サーチファン」のサジェストに「サーチファン 闇バイト」が表示されることになりますが、これは事実とは明らかに異なる風評被害です。そもそも検索するだけならば闇ではないのに、サジェストに「闇バイト」が表示されることで闇バイトのイメージが定着してしまう恐れがあります。
誤情報の否定は拡散されづらい
このように短期間で集中して検索されたとしても、サジェストにそれが反映されるのはよほどの検索数がない限りはワンテンポ遅れてからになります。Yahoo!では翌日、Googleでは二週間後程度が最速です。つまり、エイプリルフールにジョークを出しても、サジェストにその関連ワードが表示されるのはほぼ確実にエイプリルフールを過ぎてからになります。「その日だけ」が前提のエイプリルフールにおいて、このタイムラグは痛手です。サジェストに表示されたことでジョークが事実だと認識されてしまい、クレームに繋がってしまう等の恐れがあります。
誤情報と比べ、それの否定は拡散力が低いと言われています。マサチューセッツ工科大学の研究チームが2018年に発表した調査結果によると、事実が1500人まで届くまでにかかる時間は誤情報の約6倍の時間を要するそうです。同チームはその要因として、人間が「新規性」を好むことを挙げています。NHK放送文化研究所の福長秀彦氏は、同研究所が毎月刊行している「放送研究と調査」2019年8月号に掲載された「調査研究ノート SNS時代の誤情報・虚偽情報とマスメディアの打消し報道~留意すべき事柄を考える~」でこのマサチューセッツ工科大学の調査が指摘する「新規性」を「ニュース性」と同義であるとし、「電車が地震で『脱線した』というのは大ニュースではあるが、それに比べて『脱線していない』というのはニュース性が乏しい。また、『大規模集客施設の屋根に亀裂が入った』というのであれば大きなニュースだが、『異常がない』というのは果たしてニュースと言えるだろうか」と、例を示して情報と打消し報道のニュース性の乏しさを論じています。
現代に必要な風評被害対策のサーチファン
事実ではない情報でも、人の感情に訴えかける内容ならば信じられてしまうことになりやすいとされる現代。一度広がってしまった情報は否定してもなかなか浸透せず、サジェストにもネガティブワードが長く残ってしまいます。そうなってしまったら、求人に応募する求職者やこれから取引を始めようという会社の社員が「どんな会社なんだろう」と社名を検索した際に出てきた言葉を見て応募や取引を取りやめるかもしれません。そんなポスト・トゥルース時代の風評被害対策におすすめなのが、サジェストに表示されたネガティブワードを削除することができるサーチファンです。
実はサジェスト削除業者は世の中に多くあります。「サジェスト削除業者」で検索すれば、各種業者を比較するような記事もいくつか見つけることができるはずです。それらに掲載されている業者の多くとサーチファンの違いは、まずやりとりがメッセージのみで完結することにあります。「電話や会社のメールアドレスでやりとりすると、社員や家族に知られてしまうかもしれない」という不安を抱いている方も、秘密裏にサジェスト削除が可能なことはサーチファンの強みです。契約書は不要、領収書や請求書もデジタル上でのダウンロードのみとなるため、ある日郵送で書類が届いて周囲の人に知られる心配もありません。
削除実績も豊富で、逆に「サジェスト削除」と入力した際に「サジェスト削除 サーチファン」と表示させるようなPRでの使い方も可能です。サジェスト削除業者をお探しの方は、是非サーチファンをご利用ください。私たちは自分たちのサービスについて、いつだってウソはつきません。



