Yahoo!JAPANやGoogleなどで、何か調べ物をするとき、どういったキーワードを入力するかは、人によって違います。
例えば、渋谷区の居酒屋を探すときは「渋谷居酒屋」で検索するか「居酒屋渋谷」で検索するか。
もしくは「渋谷 居酒屋」とか「居酒屋 渋谷」と入力する人もいますね。
今回は、そんな「キーワードの入力の仕方」にまつわる記事です。

あーなんかすっごく集客方法について調べたくなってきたなあ。検索検索っと…

あれ?検索する時に入力するキーワードは
🔍 集客方法
と
🔍 集客 方法
のどっちがいいのかな?

こんな時はサーチファンの検索博士に聞いてみよう!おーい、検索博士~!
太郎君はわからないことがあると、すぐに検索博士を呼びます。自分で調べもしないで。良くないですね。

なんじゃ…深夜の3時じゃぞ。わしは明日早いんじゃ。

検索する時の「スペース」の入れ方について教えてほしいんだけど。

「スペース」ってなんじゃっけ…検索してみよ。
スペースの種類
「スペース」とは、「スペースキー」を押したときに入力される文字のことです。

「集客 方法」には、「集客」と「方法」の間にスペースが入っていますね。
ここで使われているスペースは「全角スペース」といいます。
「集客 方法」でも「集客」と「方法」の間にスペースが入っていますが、先ほどの半分くらいのサイズです。こちらを「半角スペース」といいます。

ということじゃ。
ちなみに検索する際に「全角スペース」を使っても「半角スペース」を使っても、表示される検索結果は同じじゃぞ。

そもそも「集客 方法」で検索した場合でも、検索結果では「集客 方法」に変わっているね。
検索結果におけるスペース有無による比較

「集客方法」と「集客 方法」では、どちらで検索したほうが良いの?
集客方法について調べる時、「集客方法」と「集客 方法」どちらで検索するのが良いのでしょうか?
まず、Yahoo!JAPANでの検索結果を見てみましょう。



あれ、検索結果にヒットしたページの数は、それほど差が無いね。

「集客方法」は 21,000,000件、
「集客 方法」は 21,200,000件じゃ。
検索結果の上位10番目までに表示されるページも、大きな違いはありませんでした。
つまり「集客方法」「集客 方法」どちらで検索しても、得られる情報に差は無い、ということになります。

じゃあどっちで検索しても良いんだね!教えてくれてありがとう!
博士はもう用済みだから寝ていいよ!

まあまあ、そう焦りなさんな。
実はスペース有無によって、大きく変わってくる要素が一つあるんじゃ。
サジェストにおけるスペース有無の比較

それは「サジェスト」なんじゃ。
サジェストは知っておるかのぉ。

もちろんだよ。
サジェストとは、「キーワード入力補助」とも呼ばれ、検索エンジンにある検索窓に文字を入力した際に、途中まで入力した文字に応じて入力候補ワードが補助として表示されるものです。
この時に表示されるキーワードは、全国のユーザーが過去に検索した履歴をもとにデータベースが構築されていて、最適な入力補助を返します。

全国のユーザーの検索履歴(クエリー)をもとに構築され、信頼性の高い結果が得られるため、
Googleが2011年頃に公開を始めてから様々な検索エンジンで搭載されています。
「サジェスト表示サーチファンplus」というキーワードが3番目に表示されていますが、これも「サジェスト対策」によって表示されているワードです。
っていうことだよね。

そうじゃな。
(こいつ…他のサチブロの記事からコピペしてきおった…小童め…)
「集客方法」「集客 方法」でのサジェストをそれぞれ見てみましょう。

と入力した時のサジェスト


あれ、サジェストで見ると全然違うね。
「集客方法」ではサジェストが10件表示されているけど、「集客 方法」では2件しか出てない。

そうなんじゃよ。
サジェストが表示される仕組みとして、「入力されている文字列から始まるワード」を表示するようになっているから、違いが出るんじゃ。

つまり…どういうことなの?


Yahoo!JAPANのデータベースには、検索されたキーワードが全て登録されているんじゃ。
検索窓に「集客」と入力した時点でのサジェスト表示候補ワードは、上のワード群とする。


「集客」の後に「方法」と入力することで赤色のワード群がサジェストに表示されるんじゃ。しかし、灰色のワード群は「集客方法」から始まる文字列では無いため、サジェストに表示されなくなるんじゃ。


先ほどとは逆に、「集客」の後にスペースを入れて「方法」と入力することで緑色のワード群がサジェストに表示されるんじゃ。灰色のワード群は「集客 方法」から始まる文字列では無いため、サジェストに表示されなくなる。つまり、上のように差が出るわけじゃな。

なるほど!「集客方法」から始まるワードは沢山検索されているけど、
「集客 方法」から始まるワードはあまり検索されていないから、サジェストの数が違うんだね!

もう質問はないかの?わしゃもう寝るぞ…

ありがとう検索博士!
夜更かしは体に毒だよ!

表示ワードにおけるスペース有無の比較

zzz…

さて、今日もサーチファンにサジェスト対策を依頼するわよ。
東京で運営しているインテリアショップが今にも潰れそうだから、集客しなくちゃ!

あら、サジェスト対策するワードは
🔍 東京 インテリア
と
🔍 東京インテリア
のどちらがいいのかしら。

こんな時にはサーチファンの検索博士に聞くっきゃないわね!博士!ほら起きて!

なんじゃ…深夜の4時j

博士!サジェストについて教えてほしいの!
まずはそれぞれのサジェストを比較してみましょう。

と入力した時のサジェスト

と入力した時のサジェスト

なんだか全然違うワードが表示されているわね。

共通するサジェストは「ソファ」と「ベッド」のみじゃの。
ちなみに派生ワード数はこうじゃ。


※「派生ワード」に関しては、下の記事を参考にしてくださいね!


これにはちゃんと訳があるんじゃ。
対策ワードが「固有名詞」になっていることが原因で、起こるものなんじゃよ。

つまり…どういうことなの?


「東京インテリア」じゃ。


「東京」の「インテリア」を検索する場合に入力する「東京インテリア」と、
この「東京インテリア」は同じサジェストが表示されるってことね!
つまり「東京インテリア」でサジェスト対策を行った場合、「東京」の「インテリア」を調べたい人だけでなく「東京インテリア」について調べたい人も検索するため、その分表示難易度も上がり、効果も下がってしまいます。
「東京 インテリア」のようにスペースを入れることで、「東京インテリア」から始まるワード群がサジェストに表示されないため、純粋に「東京」の「インテリア」を調べたい人に対してアプローチが出来る、というわけです。
もちろんこれは特殊なケースですが、「対策ワード」として設定したワードが「固有名詞」(商品名や企業名、サービス名など)を含んでいる場合、期待した効果を得られない可能性があります。
「固有名詞」を含むワードを避けるには?
例えば「東京ラーメン」と入力した時のサジェストで見てみましょう。

- 東京ラーメンストリート
- 東京ラーメン横丁
- 東京ラーメンフェスタ
- 東京ラーメン国技館
- 東京ラーメンタル
- 東京ラーメンタワー
といった「固有名詞」がサジェストに沢山出てきていますね。この場合「東京ラーメン」と入力したユーザーは、これらのワードに流れていってしまうケースが多いです。何故なら「東京ラーメン」というキーワードは「東京ラーメンストリート」や「東京ラーメン横丁」の「入力途中の文字列」としての意味合いもあるからです。

「東京 ラーメン」の場合も「ラーメンストリート」「ラーメン横丁」は表示されていますが、先ほどよりも「固有名詞」のサジェストは少ないですね。

つまり、どんな対策ワードでサジェストを表示するか選ぶときには、
実際のサジェストを見てみることが大切なのじゃ。

でも博士、どのワードが「固有名詞」を含んでいて、どのワードが含んでいないか、
一目では判断できないわ…

そういう時は、サーチファンに相談してみることじゃな。
最適な対策ワードを提案してくれるはずじゃ。

会員登録していただくとユーザー画面からメッセージ機能が使えるので、
そちらからご相談いただけますと幸いですじゃ。

ありがとう検索博士!もう用済みよ!早く明日に備えて寝な!

もう朝じゃよ…検索なんてこりごりじゃぁ~
まとめ
普通に検索する上では、スペースの有無で違いは生じませんが、サジェストにおいては、スペース一つで全く異なる結果になることがわかりました。
対策ワードを選ぶ際には、実際のサジェストを見てみることが不可欠です。ただし、どういったワードが効果的かどうかはわからないものなので、サーチファンに相談してくださいね!

サーチファンで待ってるぞい!