この記事は「サジェストについて知っている」方に向けた内容となっております。「サジェストって何?」という方は、まず以下の2記事をお読みいただいた上で、本記事をご覧いただければと思います。
▼サジェストって何?
▼ワードの選び方、検索エンジンの選び方
「表示候補ワード」の作り方
サジェストに表示されるワードのことを「表示候補ワード」と呼びます。「表示候補ワード」は、基本的に弊社側で選定させていただきます。
例えば、対策ワード「ラーメン」で、「さちぷらーめん」という店名を出す場合は…
- ラーメン さちぷらーめん
- ラーメン 人気 さちぷらーめん
- ラーメン おすすめ さちぷらーめん
- ラーメン さちぷらーめん 美味しい
といったようなワードが選定されます。
ただし、弊社が選定したワードが必ず表示される、というわけではありません。検索エンジンとの相性や、その他の原因によって「表示されない」、また「表示されても消えてしまう」ことがあります。
表示ワードが消えたら
「表示ワードが消える」という状態には、2つのパターンがあります。
- 「表示候補ワード」が「認知」されている
- 「表示候補ワード」が「完全消え」している
「認知」とは、検索エンジン側がその表示候補ワードを認識している状態を指します。
(例)
対策ワード:ラーメン
屋号:さちぷらーめん
上記の例だと、検索窓に「ラーメン」と入力した際に「さちぷらーめん」を含むサジェストが表示されれば成果となります。
「ラーメン」と入力した時は表示されないが、「ラーメン」の後ろにスペースを入れた時に「ラーメン さちぷらーめん」を含むワードが表示された状態を、「認知」と言います。
「認知」されている状態であれば、そのまま対策を続けることで、再表示される可能性があります。
「完全消え」とは、検索エンジン側に認識されなくなった状態を指します。
一番わかりやすいのは、表示候補ワードを検索窓に入力して、一番後ろの文字を消した時、
表示されれば「認知」、表示されなければ「完全消え」です。
↑認知されているワードが無ければ、サジェストの候補が出てきません。
「完全消え」の場合は、表示されていた「表示候補ワード」は再表示できないため、新しい「表示候補ワード」を再度対策する必要があります。
※検索エンジンによっては、同じワードを再表示できる場合があります。
屋号
こちらは「サーチファンplus」の購入画面です。
サジェスト対策をする上で「表示させたいワード(屋号)」を指定いただく必要があります。
(先ほどの例でいうところの「さちぷらーめん」ですね)
第一候補、第二候補、第三候補という風に、入力フォームが分かれています。第三候補まで用意しておりますが、「3ワード表示します」ということではなく、どれかが表示されるように対策します、という意味です。
対象URL
下の「対象サイトのURLを入力してください」という入力フォームに、誘導したいサイトのURLを記載いただければ、なるべくそちらに誘導できるようなワードを選定させていただきます。
また、対象URLをご指定いただいた方が、サイトの中身を加味した上でのワード選定が行えるので、
- ラーメン 通販 さちぷらーめん
- ラーメン 家系 さちぷらーめん
- ラーメン 豚骨 さちぷらーめん
- ラーメン 駅近 さちぷらーめん
のように、より具体的な単語を選定し、表示させることができます。具体的な単語で表示したほうが「人気」や「おすすめ」を含むサジェストよりも自然です。
もちろん通販を行っていなければ「通販」は使いませんし、駅からものすごーく遠ければ「駅近」は使いません。お客様に合った単語を選定します。
ただし、弊社が選定したワードが必ず表示される、というわけではありません。選定したワードが表示されなければ、また別のワードを選定して対策…という繰り返しです。
屋号の選び方
上の例では、表示候補の「屋号」を、
- おすすめ さちぷらーめん
- 人気 さちぷらーめん
- 名店 さちぷらーめん
としていますが、実はあまりいい例ではありません。
上でも書いたように、弊社が選定したワードが必ず表示される、というわけではないのです。
例えば「さちぷらーめん」という屋号が、Yahoo側に認識されないワードだった場合、上記の記載例3つとも「さちぷらーめん」という文字列を含んでいるため、対策不可となってしまいます。
以下のように屋号を記載することで、「対策不可」を防ぐことができます。
- さちぷらーめん
- さちぷラーメン
- さちぷらぁめん
上記であれば、たとえ「さちぷらーめん」が認識されなかったとしても、「さちぷラーメン」「さちぷらぁめん」での対策が可能となります。
注意点としては、「satipuramen」のようにかけ離れた文字列にしてしまうと、指定いただいた「対象URL」が検索結果にヒットせず、サイトへの誘導が出来なくなる場合があります。事前に「ラーメン satipuramen」で検索してみて、対象サイトがヒットするかのご確認をお願いいたします。
(検索結果にサイトが一つもヒットしない場合も、サジェスト表示不可となります)
なお「『さちぷらーめん』でどうしても表示してほしい」という場合は、それ以外の屋号を入力してしまうと、希望しないワードで課金となってしまうので、第二候補、第三候補は空白のままにしてください。
検索エンジンの特性
基本的には、表示したい希望のワードを入力してもらえば良いですが、「表示されづらいワード」も存在し、検索エンジンによって異なります。
例えば「Yahoo!Japan」を見てみましょう。
Yahoo!Japan
Yahoo!Japanは、長いワードは表示できない傾向にあります。
表示の目安として、ワード全体の長さは全角24.5文字までしか表示できません。英数字は全角0.5文字、「スペース」も全角0.5文字です。
また、24.5文字以内に収まっていても、長ければ長いほど、表示が安定しません。
ラーメン さぁちふぁん ニンニクヤサイマシマシアブラカラメ
例えば上のワードだと、全角何文字でしょうか?
全然だめですね…文字数が多すぎてサジェストが表示される枠からはみ出てしまいます。
ラーメン さぁちふぁん 二郎系
上のワードならどうでしょうか?
無事サジェスト枠に収まりました。このワードなら表示できそうです。
「ニンニクヤサイマシマシアブラカラメ」まで入れなくても、「二郎系」の3文字で見る人には伝わります。ニンニク、入れますか?
購入時の入力例です。「さぁちふぁん」と「二郎」がいずれも含まれる形になっています。
第一候補の「さぁちふぁん 二郎系」しか入力されていないと、「さぁちふぁん 二郎系」が表示できない場合に対策不可となってしまうため、違うバリエーションの屋号も入力していただければと思います。
「Google」だと、「ラーメン」は難易度が高すぎて表示が出来ません。ですので、「ラーメン 渋谷」のように、地域名との複合ワードでご依頼ください。
また、Googleの場合、地域によって表示が異なりますので、「ラーメン 東京」ではなく「ラーメン 渋谷」や「ラーメン 恵比寿」のような形で、対象となる地域を絞った方が効果的です。
Googleは比較的、サジェストに表示できる文字数が多いです。
「ニンニクヤサイマシマシアブラカラメ」までちゃんと枠に収まっています。
「寿限無寿限無」と入力してみると、30文字近く表示されているのが分かります。サジェスト汚染が起きていますね。
入力するワードによっては、長々と住所が表示されることがあるようです。
とはいえ、「長いワードでも表示できる」からといって、「長いワードは表示しやすい」というわけではありません。長くなってしまうとその分不自然に見えたり、表示されても消えやすかったり、そもそも表示されづらかったり、という傾向にあります。
ただし、「Yahoo!Japan」よりは文字数を気にせずに、好きな屋号を指定いただけるかと思います。
※ただし、指定ワードは「20文字以内」とさせていただいております。それ以上の文字数で指定した場合、21文字目以降が自動的に削られてしまうのでご注意ください。
Amazon・Yahoo!ショッピング
AmazonやYahoo!ショッピングでは、商品がヒットしない表示候補ワードは表示されません。
「サーチファンブログの検索に一致する商品はありませんでした。」と表示されています。そもそも商品がヒットしないワードをサジェストしても仕方ないですから、「サーチファンブログ」というワードは表示不可となります。
もう一つ、表示できないケースをご紹介します。
このように検索窓に「扇風器 サーチファン」と入力して検索すると…
勝手に「扇風機 サーチファン」というワードに変換されてしまいました。このように、勝手に検索ワードが変わってしまう場合、「扇風器 サーチファン」は表示不可となります。
「Yahoo!ショッピング」では、商品が検索結果にヒットするので、サジェストに表示できていますね。
勝手に変換されるワード
Amazonでは「勝手に変換されるワード」は表示されませんでしたが、YahooやGoogleでは「勝手に変換されたワード」が表示されてしまいます。
「人気ブログ satiburo」というワードで検索したところ、検索結果画面の上部に「人気ブログ saburoではありませんか?」と表示されているのが分かります。
この時、「人気ブログ satiburo」というワードで対策をすると「人気ブログ saburo」というワードに変換されて表示されてしまうことがあります。
そうなると、表示したい屋号も表示されず、誘導したいサイトにも誘導ができないため、注意が必要です。ワード選定を行う際は入念にチェックしておりますが、そういった可能性がある点についてはご承知おきください。
「○○で検索しています。△△で再検索」と表示される場合も、変換される可能性があります。
屋号を選定する際は、なるべく変換されないような屋号を指定いただくようお願いします。
まとめ
サジェストPRを購入する際に、どのように屋号を決めれば良いか。また、どういったワードが実際に選定されて、表示された後に消えたら別のワードを再選定して対策、表示されるという流れについて説明しました。
とはいえ、いざ依頼するぞ!と思った時に、何がベストなのか判断できないと思います。その場合は、サーチファンplusよりお問い合わせください。どういった屋号が最適なのか、診断させていただきます。
サーチファンplusで待ってるよ❤