サジェストにおけるクリック率とは?費用対効果を上げるメソッド

サジェストにおけるクリック率とは?費用対効果を上げるためのメソッド ネット集客

サジェストとは

サジェストとは、「キーワード入力補助」とも呼ばれ、検索エンジンにある検索窓に文字を入力した際に、途中まで入力した文字に応じて入力候補ワードが補助として表示されるものです。

▲「サジェスト表示」と入力した時に「サーチファンplus」が表示されています
▲「サジェスト表示」と入力した時に「サーチファンplus」が表示されています


この時に表示されるキーワードは、全国のユーザーが過去に検索した履歴をもとにデータベースが構築されていて、最適な入力補助を返します。

ユーザーは何か調べ物をする際に、自動的に下の方に表示された「サジェスト」の中から、感覚的にどれかをクリックする傾向にあります。長い文字を入力するのは大変ですからね。

では、どれだけの割合で、サジェストがクリックされるのでしょうか。

サジェストにおけるクリック率

サジェストに表示されているワードのクリック率というのは、諸説あります。サジェストについて扱っている同業他社について調査したところ、下の通りバラつきが見られました。

サジェストワードの平均クリック率ですが、検索者全体の約4分の1(23%)が利用しています。これはオーガニック検索1位の平均クリックが率21.12%なのでこれを上回ります。

https://potato-salad.jp/cam/sajestar/

サジェストが表示された場合のクリック率は、サジェストの表示内容や順位によっても異なりますが、8〜15%と言われています。

https://luminage.co.jp/outline/suggest/

キーワードにもよりますが、PCで8~15%、スマホで12%程度と推測しています。サジェスト表示されている数や、表示文字数などにも左右されます。

https://bop-com.co.jp/suggest

ただし、時代の移り変わりでここの数字は推移しています。スマートフォンの普及につれ、サジェストのクリック率は上昇傾向にあります。

検索結果におけるクリック率

話は変わりますが、検索結果におけるクリック率の調査結果については、下のようなものがあります。

7,500億インプレッション + 300億クリック + 170億キーワード を基に行ったCTR調査研究(2021、seoClarityのチーフアーキテクト兼共同創設者、ミトゥル・ガンディー著)

seoClarity https://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/

こちらには、Google検索結果画面における全クリックのうち、検索順位毎のクリック率(CTR:Click Through Rate)を一覧にしたものが掲載されています。

▲検索順位毎のクリック率(デスクトップ)
▲検索順位毎のクリック率(モバイル)

デスクトップ(パソコン)だと、検索結果の1番上のサイトへアクセスする割合が8.17%
モバイル(スマートフォン)だと、6.74%ということがわかります。

もっと興味深いのが、こちらのデータです。国別のCTRの表です。

検索順位米国CTR英国CTRカナダCTRインドCTR日本CTR
19.13%10.48%11.30%14.88%13.94%
25.07%6.05%5.93%8.22%7.52%
33.60%4.49%4.29%4.79%4.68%
42.61%3.15%3.31%3.10%3.91%
51.95%2.54%2.64%2.09%2.98%
61.46%1.96%1.95%1.52%2.42%
71.10%1.55%1.50%1.10%2.06%
80.93%1.32%1.27%0.95%1.78%
90.75%1.10%1.03%0.77%1.46%
100.66%0.98%0.95%0.70%1.32%
110.63%0.91%0.89%0.57%1.03%
120.58%0.74%0.86%0.50%1.00%
130.43%0.59%0.61%0.36%1.07%
140.44%0.64%0.64%0.41%1.34%
150.45%0.73%0.77%0.45%1.65%
160.53%0.90%0.92%0.63%2.19%
170.60%1.07%1.10%0.83%2.54%
180.75%1.29%1.25%1.14%2.83%
190.88%1.36%1.34%1.27%2.91%
200.93%1.47%1.39%1.34%2.85%
▲検索順位毎のクリック率(国別)

日本では、検索結果の1番上のサイトをクリックする確率が13.94%もあります。ということは、
「検索結果の1番上にサイトが来るような」ワードがサジェストに表示されていれば、
サジェストからサイトアクセスまでの導線を作ることができます。

サジェスト表示対策のメリット

例えばあなたが小さな不動産会社の社長だったとします。

「不動産」というキーワードで検索した時に、あなたのサイトは検索結果の何番目にいるでしょうか?おそらく、100位以内にはヒットせず、圏外(101位以下)になっているはずです。

そうなると「不動産」で検索したユーザーがあなたのサイトに訪れることはほぼありません

しかし、「サジェスト表示対策」を行えば、サイトへのアクセスを増やすことができます

下はYahooの検索窓に「不動産」と入力した時のサジェストです。

▲Yahoo!で「不動産」と入力した時のサジェスト
▲Yahoo!で「不動産」と入力した時のサジェスト

サジェストの2番目に「不動産サチブロ」というワードが表示されています。これをクリックすると…

▲「不動産」と入力した時に表示された「不動産サチブロ」というサジェストをクリックした時の検索結果
▲「不動産」と入力した時に表示された「不動産サチブロ」というサジェストをクリックした時の検索結果

上のように、検索結果の1番目、2番目にサチブロの記事がヒットしています。

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先ほども述べましたが、

日本では、検索結果の1番上のサイトをクリックする確率が13.94%もあります。

つまり「不動産」で検索したユーザーは、13.94%の確率で、サチブロのサイトにアクセスします。

今回のケースでは、2位もサチブロのサイトです。2番目のサイトへのクリック率は7.52%なので、

13.94% + 7.52% = 21.46% の割合で、ユーザーはあなたのサイトにアクセスするわけです。

クリック率を上げるには

では、どういったサジェストが表示されていると、クリックされやすいのでしょうか?

一つ目は、違和感のないワードであることです。

下のサジェストを見る限り「不動産サチブロ」が「表示対策によって表示されたもの」とは判断できませんね。いたって自然のワードだからです。

▲ヤフージャパンで「不動産」と入力した時のサジェスト
▲ヤフージャパンで「不動産」と入力した時のサジェスト

それを踏まえて、下のサジェストを見てみましょう。

▲Yahoo!Japanで「風評」と入力した時のサジェスト
▲Yahoo!Japanで「風評」と入力した時のサジェスト

Yahoo!japanで「風評」と入力した時のサジェストです。何やら沢山表示されていますが、あなたはどれをクリックしますか?

というのも、「サーチファン」「サチブロ」はサジェストが綺麗に一つずつ表示されています。その反面、他のワードは、記号がついていたり、複数表示されています。

このように、自分たちの会社名をたくさん出せば出すほどクリック率が上がるわけでは無いのです。むしろ、綺麗に表示されている方が、クリックされる傾向にあります。

2つ目は、訴求力のあるワードです。

例えば「風評 サーチファン おすすめ」「風評 サーチファン 人気」のように、ポジティブなワードを含む形でサジェストに表示することによって、興味を引き、サジェストをクリックしてもらえる場合があります。

または「風評 サーチファン 実績」「風評 サーチファン お試し」「風評 サーチファン 解決」といった形で、ユーザーが求めているような単語を含むのも良いとされています。

ただし、先述した「違和感のないワード」という部分とは相反する形となります。

※基本的には弊社側の施策にお任せいただくことになります。表示ワードについての希望があればご相談ください。

3つ目は、競合が少ないワードです。

例えば、「web集客」というサジェストを見てみましょう。

▲Yahooで「web集客」と入力した時のサジェスト
▲Yahooで「web集客」と入力した時のサジェスト

何やらいろいろな会社名が表示されていますね。「サーチファン」「searchfan」「サチブロ」が表示されてはいるものの、これだとサジェストのクリックが分散してしまいます。

一方、「ネット集客」というサジェストはコチラです。

▲YahooJapanで「ネット集客」と入力した時のサジェスト
▲YahooJapanで「ネット集客」と入力した時のサジェスト

会社名は「サチブロ」と「searchfanプラス」のみ表示されています。どちらを選んだとしても、弊社のサイトを見てもらえることになります。

そのため「競合が少ないワード」=「他社が表示されていないワード」を選ぶことも大事です。

ただし、人気なワードを避けて対策することになるので、検索数自体は下がってしまいます。人気なワード(月間検索数が多いワード)でも、他社が表示されていないワードがあれば、勿論狙い目です。

サイトが1番目に表示されなくなるケース

サジェスト表示対策を行い、あなたの会社名がサジェストに表示された後に、サジェストをクリックした時の検索順位が一番上ではなくなるケースがあります。

・検索アルゴリズムのアップデート

Googleでは、定期的に検索順位アルゴリズムの見直しが行われ、それによって検索順位の変動が発生します。優れたコンテンツだと評価されれば順位は上昇し、そうでなければ下降します。

参考:Google 検索のコア アップデートとウェブサイト

サイト自体の更新がされていなかったりすると、検索順位が落ち、その分アクセスに繋がらなくなるため、定期的なサイトの更新は不可欠です。

・別のサイトに乗っ取られる

サジェストに表示されているワードをサイト内に記載することによって、誘導したいサイトよりも上に表示させることを「乗っ取り」といいます。

▲「不動産買取サチブロ」で検索した時に、「https://blog.searchfan.biz/ 」ではないサイトが一番上に来ている
▲「不動産買取サチブロ」で検索した時に、「https://blog.searchfan.biz/ 」ではないサイトが一番上に来ている

大胆にサイトタイトルを「不動産買取 サチブロ」にしているサイトを見つけました。サイトの中身を見てみたところ、弊社で対策しているワードがサイト内に点々と記載されていました。

こうなると、別のワードをサジェストに表示する必要があります。誘導したいサイトの方が弱かったりすると、「乗っ取り」に遭いやすいです。

・インデックスが外れる、削除されている

検索のインデックスから外れていると、サイトが検索結果にヒットしなくなってしまいます。「Google Search Console」などで、URL検査などを行い、インデックス登録をする必要があります。

インデックスの有無は、検索窓に「site:(ドメイン名)」と検索することで確認できます。

以下は「site:searchfan.biz」で検索した場合。該当ドメインのインデックスされているサイトの一覧が表示されます。

▲「searchfan.biz」でのインデックス有無確認結果
▲「searchfan.biz」でのインデックス有無確認結果

「site:searchfan.jp」で検索した場合。該当ドメインのサイトが無いため、「一致する情報は見つかりませんでした」と表示されます。

▲「searchfan.jp」でのインデックス有無確認結果
▲「searchfan.jp」でのインデックス有無確認結果

まとめ

・サジェストの具体的な数字は不明だが、8%~25%程度が相場
・日本での検索結果のクリック率は、1番目だと13.94%
・「違和感が無くて」「訴求力があって」「競合が少ない」サジェストがクリックされやすい
・サジェストクリック時の検索順位が2番目以下になることもある

seo対策(検索エンジン最適化:search engine optimization)という言葉がありますが、検索エンジン側に「優れたコンテンツ」だと認めてもらうには、かなりの時間や工数、費用が掛かります

その点サジェスト表示対策は、比較的短期間で、ユーザーからのアクセスを増やすことができます

ただし、アクセスしてもらった後にコンバージョンに結び付くかどうかは、サイトのコンテンツ次第です。あくまでサイトに来てもらうためのプロモーション手段として、サジェスト表示対策をご紹介いたしました。

サチコ
サチコ

どんなにサイトのコンテンツが優れていても、アクセスしてもらえなければ意味がありません。

サイトへの導線を作るには、サジェストが一番の近道です!

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