この記事は「サジェストについて知っている」方に向けた内容となっております。「サジェストって何?」という方は、まず以下の2記事をお読みいただいた上で、本記事をご覧いただければと思います。
▼サジェストって何?
▼ワードの選び方、検索エンジンの選び方
どんなコンバージョン(成果)を得たいか?
まず、あなたがサジェスト対策を行うとして、どんなコンバージョンを得たいか、を考えてみましょう。コンバージョン(Conversion)とは、簡単に言えば「Webサイトの訪問者がサイト運営者の望む行動を取ってくれること」を指します。
では、Webサイトの訪問者に取ってほしいあなたの望む「行動」とは、何でしょうか?
本記事では、
- 店舗型(来店)
- 非店舗型(通販・出張)
- 反応(問い合わせなど)
- ブランディング(知名度)
の4つのコンバージョンの形を紹介します。あなたが望む「コンバージョン」を実現するためには、どういった対策が最適なのかを知るための参考にしていただければと思います。
店舗型(来店)
実際に足を運んでもらわないとサービスを提供できない「店舗型ビジネス」が対象となります。
- 飲食店
- 美容室
- サービス業
- 小売業
- 医療系
など様々です。基本的には、「近くにいる人」がターゲットになります。ですので、対策ワードには「地域名」を含めるのがおすすめです。
例えば、あなたがラーメン屋さんだったとして、対策ワードを「ラーメン」で、あなたのお店の名前を表示したとしましょう。全国の人があなたのホームページに来てくれますが、遠くに住む人はなかなか来店してくれません。アクセス数が伸びても、来客数には繋がらない…ということになります。
また、検索エンジンは「Google」がおすすめです。Googleは国内で使用されている検索エンジンとしてのシェア率が7割超(10人いたら7人がGoogleを使っている)であり、地域ごとにサジェストが異なります。
地域ごとにサジェストが異なる=地域を絞ってサジェストを表示することができるので、例えば「博多豚骨ラーメン」のお店だったら、対象地域を「福岡県博多市」にして、対策ワードを「博多 ラーメン」にすれば、たくさんの博多っ子がサジェストを目にして、お店に訪れてくれる、というわけです。
「博多 ラーメン」「ラーメン 博多」の両方を対策するとか、欲張って「福岡 ラーメン」にするとか、色々と試してみても良いですね。ただし、「博多 ラーメン」と検索窓に入力した時に、他のお店の名前が表示されていたら、効果が下がってしまいます。他のお店の名前が表示されていないような対策ワードであれば、一本釣りも可能です。
非店舗型(通販・出張)
「非店舗型ビジネス」(無店舗型ビジネス)の場合、実際に足を運んでもらわなくても、サービスを提供できます。
- 宅配業
- コンサルティング業
- 訪問修理業
- 代行業
- 工事事業
例えば、ECサイトなどを運用している場合は、「○○ 通販」という対策ワードで表示することで、全国からの注文を増やすことができます。店舗型であっても、「通信販売もできる」ということであれば、「通販」という単語を入れることは有効です。
または、出張サービス(ハウスクリーニングや出張リペア、引越し業者など)の場合、対応エリアからの注文であればこちらから出向くことが出来るわけなので、比較的ビッグワードで対策しても、効果を見込めます。(出張範囲が狭い場合は、店舗型同様に対策ワードに「地域名」を含めたほうが良いです。)
また、検索エンジンは「Yahoo!Japan」がおすすめです。Googleと比べて、比較的ビッグワードでも表示が出来、全国どこからでも同じサジェストが表示されるため、日本中のユーザーをターゲットにすることができます。
Yahoo!ショッピングやAmazonなどに出店している場合は、Yahoo!ショッピングサジェストや、Amazonサジェストの対策も可能です。直接商品ページへの導線を作ることが出来るので、ユーザーの購入機会を増やすことができます。
反応(問い合わせなど)
商品が売れる、サービスが提供できる、というだけがコンバージョンではありません。例えば「資料請求」だったり、「求人」に対しての応募だったり、サイト自体へのアクセスといった、金銭が発生しないような「反応」や「問い合わせ」などが欲しい場合も、サジェストPRは有効です。
【地名や業種+「求人」】という対策ワードでサジェストに表示することで、特定の地域や業種で仕事を探しているユーザーが、ホームページへアクセスする機会を作ることができます。
学校や塾なども、【地名+学校の種類】でサジェストを表示することで、定員割れの学校や、生徒が不足している学習塾などへの資料請求、見学などに繋がるケースもあります。
ブランディング(知名度)
商品名や企業名、団体名での知名度を上げたい時もあるかと思います。単に来店や通販、反応に繋がらなくても、検索エンジンを通して自分たちの名前を知ってもらいたい!という時にも有効です。
例えばNPO法人などで「こういった活動をしていることを知ってほしい」というときに、活動内容(ボランティアや復興支援活動など)に関するキーワードで対策したり、路上ミュージシャンが普段活動している地域名で自分の名前をサジェストに出したり、使い方は様々です。動画サイトで活動するYoutuberやTikToker、インスタグラマーなどのインフルエンサー向けのPRも可能です。
動画に特化したコンテンツを発信していれば、Youtubeサジェストも有効です。
また、商品名や企業名、団体名を検索窓に入力した際に、ポジティブなワードを表示することも可能です。
「商品名」を入力した時に「便利」「美味しい」「安全」「人気」のような単語を表示することで、その商品に対してユーザーがポジティブなイメージを持ちます。また、「企業名」を入力した時に「ボランティア」「寄付」「表彰」「三ツ星」のような単語を表示することで、その企業の功績を知らしめることができます。(もちろん、虚偽の内容は出すべきではありません)
来店や通販、反応に繋がるようなサジェスト対策と併せて、ブランディング対策も行うことで、よりユーザーが確信を持った状態で、あなたのホームページにアクセスさせることも可能です。
「○○ 求人」で「サチプラカンパニー」という企業名が出ているな…。
どんな企業なのか、会社名で検索してみよう。
「サチプラカンパニー」と検索したら「働きがいのある会社」とサジェストに表示されてる!
ホームページに載っている写真に写っている社員の人たちも感じ良さそう!
きっといい会社なんだろうな!すぐに応募しなくちゃ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?あなたが望む「コンバージョン」を実現するためには、どういった対策が最適なのか、なんとなくイメージができたのではないでしょうか?いまいちイメージできていないけどサジェスト対策をしてみたい!という方は、サーチファンplusのメッセージ機能から、ご相談いただければ、最適なサジェスト対策を提案させていただきます!